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想像地図の描画風景

想像地図は、極めて長い工程を経て描かれる。この記事では、その工程を紹介する。

1. 原案(下描き)の作成

1万分の1縮尺の手描き地図を描く前に、まず原案(下描き)を描く。原案は、「第1次原案」「第2次原案」「第3次原案」の合計3回の下描きを行う。
第1次原案は500万分の1縮尺。都道府県の並び、陸の配置。そういった大スケールの地形レベルでの下描きである。
第2次原案は50万分の1縮尺。市町村の並びや、交通網などが大雑把に分かるようになる。
第3次原案は10万分の1縮尺。これにより、描くべき地図の姿がはっきりと確定する。この第3次原案を元に、1万分の1手描き地図を作成することになる(注釈1)。

2. 1万分の1手描き地図の作成

上の写真のように、A4用紙を前後左右にテープで繋げていき、その上にペンで地図を描いていく。この過程で1万分の1縮尺の地図が作成される。
全ての地図を繋げてしまうと狭い部屋の中で広げられないため、繋げる最大枚数は横方向は10枚まで、縦方向は50枚までであり、折りたたんで保管する(注釈2)。

折りたたまれた地図も上の写真の右上に映っている。写真では分かりにくいが、この地図も一番上側は折りたたまれた状態になっている。
折りたたんで収納している全ての地図を広げて、全てを正しい位置に並べれば、その大きさは「縦138m×横68m」という非常に巨大なものとなる(2019年4月現在)。 一度ぐらいは広げてみたいものだが、ゴジラの身長を遥かに上回る大きさなので、一般的な体育館はもちろん、日本武道館でさえ広げることができないほど大きい。→ 想像地図の進捗状況

3. PCへの取り込み

描いた地図をPCに取り込み、PC上でソフトを用いてそれぞれを正しい位置に再配置する。このとき、縮尺は1万分の1から10万分の1へと縮小される。
そして、その縮尺で地図上に描かれた道路・線路・境界線などをなぞっていく。なぞる作業が完了すれば、取り込んだ元画像は取り除く。すると下図のような地図が完成する。 下図には網目(マス)が入っているが、これがA4用紙の境界線(繋ぎ目)である。すなわち、下の地図を描くためには、A4用紙で100枚分の地図を描かなければならない(注釈3)。

この地図は城栄国の首都「南栄」の南東部の地図であり、これ1枚を描くのに1年ほどかかっている。都市部であれば1年以上かかることも多いが、田園や山岳であればもっと短い期間で描き上がる場合もある。

このようにして、このサイトで描かれている地図ができていく。城栄国という架空国家の全域をこの縮尺で網羅するのが最終目的であり、最終的な完成は2040年頃の予定である。

注釈

  1. 第1次→第2次→第3次と、順に下描きが細かくなっていくが、拡大コピーを行っているのではなく、「粗い下描き」を「細かい下描き」に直す作業であり、「より細かい部分を描く」作業である。
  2. 折りたたみ方としては、先に横方向の接合部に沿って、山折りと谷折りが交互になるように折りたたんだ後、縦方向の接合部に沿って折りたたむ。
  3. この地図のように、A4用紙で100枚分で構成される地図を百葉図葉と読んでいる。

関連項目

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